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使用済み切手の使い道|寄付やコレクションでの活用

使用済み切手

届いた封筒やはがきから切り取った使用済み切手が、たまってきて使い道に困っている方もいるのではないでしょうか。消印の押された切手は郵便に使えませんが、寄付やコレクション、クラフトの素材として役立てる方法があります。この記事では、使用済み切手の使い道を、日本郵便の案内と回収団体の公式情報に沿って整理します。あわせて、珍しいものに価値が付く場合についても解説します。

使用済み切手は郵便に使えず交換もできない

まず前提として、消印の押された使用済み切手は、郵便に使えません。消印は、その切手が郵便料金の支払いに使われたことを示すもので、一度使われた切手を再び郵便に使うことはできない仕組みです。

郵便局での交換についても同じです。日本郵便が交換に応じるのは、未使用で、汚れやき損のない切手やはがきに限られます。汚れたり、き損したりした切手や料額印面は無効となり、交換の対象外です。消印の押された使用済み切手は、この対象に含まれません。

参考:「書き損じはがき・切手の交換」|日本郵便

紛らわしいのが、封筒に貼ったものの出さなかった切手のように、消印の押されていない切手です。日本郵便によると、手紙やはがきに貼ってある切手でも、汚れや破れがなければ、所定の手数料を払って交換できます。消印が押されているかどうかが、交換できるかどうかの分かれ目になります。

参考:「手紙やはがきに貼ってある切手は交換できますか?」|日本郵便

つまり、消印の押された使用済み切手は、郵便に使うことも、郵便局で切手やはがきに交換することもできません。そのため、郵便としての使い道ではなく、別の形で役立てることになります。次の項目から、その使い道を順に見ていきましょう。

使用済み切手のおもな使い道

使用済み切手には、郵便以外のいくつかの使い道があります。目的別に整理すると、次のようになります。手元の切手をどう活用するか、選ぶ参考にしてみてください。

使い道 内容 向いている方
寄付・チャリティ 回収団体に送り、募金や支援の資金に役立ててもらう 手元の切手を社会に役立てたい方
コレクション アルバムやストックブックに集めて保管し、図柄や消印を楽しむ 図柄や記念印を残しておきたい方
クラフト素材 しおりやコラージュなど、手芸・工作の素材として使う ものづくりを楽しみたい方
買取・査定 珍しいものや古い外国切手を買取に出す 価値の有無を確かめ現金化を考えたい方

寄付は、たまった切手をまとめて役立てられる方法です。コレクションやクラフトは、手元に残して楽しむ使い道になります。珍しいものは、買取で価値が付く場合もあります。それぞれ、以下で詳しく見ていきます。

寄付・チャリティに役立てる

使用済み切手のもっとも知られた使い道が、回収団体への寄付です。ユニセフ協会やキリスト教系の医療協力団体など、複数の団体が使用済み切手を集めています。

集められた切手は、団体を通じて換金され、開発途上国への医療支援やワクチン、子どもの支援などにあてられます。1枚ずつでは小さな価値でも、まとまった重さになると、募金や支援の資金になる仕組みです。たとえば、世界の子どもにワクチンを 日本委員会では、集めた切手が1kg=1,000円の寄付になると案内しています。

参考:「使用済み切手も寄付になります。」|世界の子どもにワクチンを 日本委員会

切手の切り取り方と集め方

寄付に出すときは、団体ごとに決められた切り取り方があります。共通しているのは、封筒やはがきから切手をはがさず、周囲に台紙を少し残して切り取る点です。台紙ごと切り取ることで、切手や消印を傷めずに集められます。

団体によって、残す幅の目安は少し異なります。公式の回収案内で確認できた範囲では、次のとおりです。

参考:「使用済み切手運動Q&A集」 https://www.jocs.or.jp/support/stamp/faq / 埼玉県ユニセフ協会「外貨、使用済み切手」 https://www.unicef-saitama.gr.jp/cooperation.html / 千葉県ユニセフ協会「使用済み切手・外国コイン」|JOCS 日本キリスト教海外医療協力会

団体 切り取り方の目安 換算・寄付の目安
JOCS(日本キリスト教海外医療協力会) 切手の周囲を1cmほど残して台紙ごと切り取る。消印は途切れても可。メータースタンプは対象外
埼玉県ユニセフ協会 切手の周囲を5mm以上~7mm未満残して切り取る
千葉県ユニセフ協会 台紙を付けたまま送る。台紙からはがしたもの、汚れ・欠けのあるものは対象外 日本切手1kg=500円/外国切手1kg=1,000円の募金

いずれの団体も、切手の周囲を数ミリ~1cmほど残して切り取る点は共通しています。ギザギザ(目打ち)の部分を切り落とさないようにすると、切手を傷めずに集められます。台紙からはがしたものや、汚れ・破れのあるもの、郵便料金の証紙は、対象外とする団体があります。

参考:「使用済み切手・外国コイン」 https://www.unicef-chiba.jp/usedstams / JOCS 日本キリスト教海外医療協力会「使用済み切手運動Q&A集」|千葉県ユニセフ協会

送り方は、少量なら封筒に入れて、量が多い場合はレターパックや宅配便などで送る形が案内されています。送料は自己負担となる団体が多いため、ある程度まとまってから送ると、無駄が少なくなります。書き損じや未使用のはがき・切手、外国紙幣なども、あわせて受け付けている団体もあります。

参考:「使用済み切手運動Q&A集」 https://www.jocs.or.jp/support/stamp/faq / 世界の子どもにワクチンを 日本委員会「使用済み切手も寄付になります。」|JOCS 日本キリスト教海外医療協力会

寄付する前には、送りたい団体の公式案内で、その時点の受け付け条件と送り先を確認しておくとよいでしょう。条件は団体ごとに違い、時期によって変わる場合もあります。

コレクションやアルバムとして楽しむ

使用済み切手は、集めて保管し、コレクションとして楽しむ使い道もあります。消印の押された切手は郵便には使えませんが、図柄や消印を眺めて楽しむぶんには問題ありません。

切手を集めるときは、ストックブックやアルバムに整理して保管すると、図柄を傷めずに残せます。記念切手や、季節・行事にちなんだ図柄の切手は、並べて眺めるだけでも楽しめます。消印には日付や地名が入っているため、いつ、どこから届いた郵便かを振り返る手がかりにもなります。

海外から届いた封筒に貼られていた外国切手も、集める対象になります。日本の切手とは図柄や大きさが異なり、コレクションとして人気があります。旅行先や海外の知人からの手紙にちなんだ切手を残しておくと、思い出とあわせて楽しめます。

クラフトや手芸の素材として使う

使用済み切手は、クラフトや手芸の素材としても使えます。小さくても図柄が印刷されているため、そのまま飾りとして活用できます。

たとえば、厚紙に貼ってしおりにしたり、コラージュやスクラップブッキングの素材にしたりする使い方があります。ラッピングやカードの装飾に添えると、既製の飾りとは違った雰囲気になります。同じ図柄を並べたり、色合いでそろえたりすると、まとまりのある仕上がりになります。

こうした使い方には、額面の小さい普通切手や、枚数の多い記念切手が向いています。数がそろっているものから使うと、コレクションや寄付に回したいものを手元に残しやすくなります。

珍しい消印や古い切手は価値が付くことも

使用済み切手の多くは、コレクションや寄付、クラフトに向く一方、なかには買取の対象として価値が付くものもあります。使用済みでも、珍しいものは収集家の需要があるためです。

たとえば、発行が古く枚数の少ない切手や、記念の消印(記念印)が押されたもの、状態のよい古い外国切手などは、使用済みでも価値が付く場合があります。切手が台紙に貼られたまま消印まで残った初日カバーのように、まとまった形で残っているものが評価されることもあります。ただし、一般的な普通切手の使用済みは、額面を下回るか、値が付かないことが多くなります。

複数の切手買取業者・金券ショップの公開情報を総合すると、使用済み切手は未使用のものより評価が下がる傾向があり、珍しい消印や古い外国切手など一部が買取の対象になる、という目安が示されています。

(※複数の切手買取業者・金券ショップの公開情報をもとにした目安です。2026年7月時点。公的な定価ではなく、店舗や時期、切手の状態によって変わります)

手元に古そうな切手や、見慣れない外国切手がある場合は、寄付やクラフトに回す前に、価値の有無を確かめてみるのもひとつの方法です。判断に迷うものは、査定に出すと分かりやすくなります。

使用済み切手を手放すときの整理のしかた

使い道を選ぶ前に、手元の使用済み切手を分けて整理しておくと、それぞれの使い道に振り分けやすくなります。

分ける目安は、大きく3つです。1つ目は、日本の普通切手など、数のそろった一般的なもので、寄付やクラフトに向きます。2つ目は、記念切手や外国切手、記念印の押されたものなど、珍しそうなもので、コレクションや査定の候補になります。3つ目は、汚れや破れのひどいもので、寄付でも対象外になりやすいものです。

分けておくと、寄付に送るもの、手元に残すもの、査定に出すものを選びやすくなります。使用済み切手だけでなく、未使用の古い切手や書き損じはがきが混ざっている場合は、それらは郵便局で交換できるため、分けておくと無駄がありません。価値のありそうな切手や古い外国切手が見つかった場合は、買取の査定を受けてみると、手放し方を選びやすくなります。

よくある質問

使用済み切手は郵便局で切手やはがきに交換できますか。

消印の押された使用済み切手は、交換できません。日本郵便が交換に応じるのは、未使用で、汚れやき損のない切手やはがきに限られます。封筒に貼ったものの消印が押されていない切手は、汚れや破れがなければ、所定の手数料で交換できます。

参考:「書き損じはがき・切手の交換」 https://www.post.japanpost.jp/service/send/domestic/mail/postcard/exchange.html / 日本郵便「手紙やはがきに貼ってある切手は交換できますか?」|日本郵便

寄付に出すとき、切手はどう切り取ればよいですか。

封筒やはがきから切手をはがさず、周囲に台紙を残して切り取る方法が案内されています。残す幅は団体によって異なり、周囲を5mm以上~7mm未満残す団体や、1cmほど残す団体があります。ギザギザ(目打ち)を切り落とさないようにすると、切手を傷めずに集められます。

参考:「外貨、使用済み切手」 https://www.unicef-saitama.gr.jp/cooperation.html / JOCS 日本キリスト教海外医療協力会「使用済み切手運動Q&A集」|埼玉県ユニセフ協会

どんな使用済み切手でも寄付できますか。

台紙からはがしたものや、汚れ・破れのあるもの、郵便料金の証紙は、対象外とする団体があります。メータースタンプを集めていない団体もあります。送る前に、団体の公式案内で受け付け条件を確認しておくとよいでしょう。

参考:「使用済み切手・外国コイン」 https://www.unicef-chiba.jp/usedstams / JOCS 日本キリスト教海外医療協力会「使用済み切手運動Q&A集」|千葉県ユニセフ協会

使用済み切手に価値が付くことはありますか。

発行が古く枚数の少ないものや、珍しい記念印の押されたもの、状態のよい古い外国切手などは、使用済みでも買取の対象になる場合があります。一方で、一般的な普通切手の使用済みは、額面を下回るか、値が付かないことが多くなります。判断に迷うものは、査定に出すと分かりやすくなります。

未使用の古い切手が混ざっている場合はどうすればよいですか。

未使用で汚れやき損のない切手は、郵便にそのまま使えるほか、郵便局で所定の手数料を払えば、今の切手やはがきに交換できます。普通切手の交換手数料は1枚につき6円です(100枚以上は1枚13円)。使用済みのものと分けておくと、それぞれの使い道に振り分けやすくなります。

参考:「国内の料金表(手数料)」|日本郵便

まとめ

消印の押された使用済み切手は、郵便に使うことも、郵便局で交換することもできませんが、使い道がなくなるわけではありません。回収団体への寄付、コレクションやアルバムとしての保管、クラフト素材としての活用など、役立てる方法があります。寄付に出すときは、切手の周囲を数ミリ~1cmほど残して台紙ごと切り取り、団体の公式案内で受け付け条件を確認しておくとよいでしょう。発行が古く枚数の少ないものや、珍しい記念印・古い外国切手は、使用済みでも価値が付くことがあります。まずは手元の切手を、一般的なもの・珍しそうなもの・傷んだものに分けて整理してみてはいかがでしょうか。価値のありそうな切手や古い外国切手が見つかった場合は、寄付やクラフトに回す前に、買取の査定を受けてみると、手放し方を選びやすくなります。当店でも切手の査定を承っており、古い外国切手や記念の切手もあわせてご相談いただけます。