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昔のお金の価値ランキング|高く売れる古銭・旧紙幣一覧

引き出しやアルバムに眠る昔のお金に、価値のあるものが混じっているのではと気になっている方もいるのではないでしょうか。昔のお金の価値は、製造枚数の少なさや現存数で説明できます。この記事では、昔のお金の価値をランキング形式で整理し、希少とされる硬貨の年号や旧紙幣を、造幣局と日本銀行の公表資料にもとづいてくわしく解説します。手元のお金に価値の可能性があるか、確かめる手がかりが見つかります。

昔のお金の価値は「製造枚数の少なさ」で決まる

昔のお金でとくに注目されるのは、製造された数が少ないものです。理由はシンプルで、つくられた数が少ないほど、現存する数も限られるためです。

硬貨については、造幣局が貨幣を種類ごと・年ごとに何枚つくったかという「年銘別貨幣製造枚数」を公表しています。この数値を見比べると、どの年号が少ないのかを客観的に確かめられます。

参考:「貨幣に関するデータ(年銘別貨幣製造枚数)」|造幣局

紙幣については、日本銀行が有効な旧札を公表しています。すでに発行が終わり、種類そのものが限られる旧札は、収集の対象として意識されやすいものです。

参考:「その他有効な銀行券・貨幣」|日本銀行

この記事では、公的な定価のある「金額」ではなく、根拠の確かめられる「製造枚数の少なさ」を希少度の目安として、ランキングを整理します。

価値が注目される昔のお金ランキング【総合一覧】

はじめに、硬貨と紙幣をまとめて、希少度の目安となる製造枚数の少ない順に整理します。硬貨の数値は造幣局の年銘別貨幣製造枚数(令和7年銘)にもとづくものです。

順位 種類・年号 製造枚数の目安 注目される理由
1 50円白銅貨 昭和62(1987)年 約78万枚 通常貨幣で際立って少ない年
2 5円黄銅貨 平成23(2011)年 約46万枚 5円で最少級の年
3 1円アルミ貨 平成30(2018)年 約44万枚 1円で最少級の年
4 500円白銅貨 昭和62(1987)年 約278万枚 500円白銅貨で最少
5 100円白銅貨 平成13(2001)年 約802万枚 現行100円で最少
6 100円銀貨(稲穂)昭和39(1964)年 約1,000万枚 銀貨のなかで最少
7 10円青銅貨(ギザ十)昭和33(1958)年 約2,500万枚 ギザ十で最少の年
8 昭和64(1989)年の50円・100円 0枚 この年号は製造されていない
9 旧紙幣(聖徳太子・岩倉具視ほか) 発行終了 発行が終わり種類が限られる

参考:「年銘別貨幣製造枚数(令和7年銘)」|造幣局

製造枚数の少ない硬貨は、そのままの流通ではなく、通常貨幣セットなどで配布された年が多く、日常のなかで見つかること自体が限られます。以下で、硬貨と紙幣に分けてくわしく見ていきます。

硬貨の希少年号ランキング

硬貨のなかで希少とされる年号を、種類ごとに整理します。いずれも造幣局の年銘別貨幣製造枚数にもとづく数値です。

10円青銅貨(ギザ十・昭和33年ほか)

10円玉のなかで知られているのが、側面にギザギザのある「ギザ十」です。ギザ十は昭和26(1951)年から昭和33(1958)年まで製造され、昭和34(1959)年以降はギザのない現在の形になりました。

ギザ十のなかでもっとも製造枚数が少ないのが、昭和33年の約2,500万枚です。ギザ十の最後の年にあたり、翌年からはギザがなくなっています。なお、昭和31(1956)年のギザ十は製造枚数が0で、この年号は存在しません。

参考:「年銘別貨幣製造枚数(令和7年銘)」|造幣局

ギザのない10円では、昭和61(1986)年が約6,896万枚と、周辺の年より少なめです。この昭和61年の10円は、デザインの細部が異なる前期と後期があるとして収集家のあいだで話題になりますが、その内訳は造幣局のデータでは分けて公表されていません。年号としては少ない年、と押さえておくとよいでしょう。

昭和62年・平成の少ない年号(50円・500円・1円・5円)

見落とされやすいのが、昭和62年と平成のなかにある、製造枚数のごく少ない年号です。これらは通常貨幣セット向けを中心につくられた年で、枚数が数十万枚から数百万枚にとどまります。

とくに少ないのが、昭和62(1987)年の50円白銅貨で約78万枚です。ふつうの年は数億枚規模でつくられるため、桁がいくつも違うほど少ない年になります。500円白銅貨も昭和62年は約278万枚で、500円白銅貨のなかで最少です。

参考:「年銘別貨幣製造枚数(令和7年銘)」|造幣局

1円アルミ貨と5円黄銅貨にも、際立って少ない年があります。1円は平成30(2018)年が約44万枚、5円は平成23(2011)年が約46万枚です。平成22(2010)年から平成25(2013)年にかけては、1円・5円・50円が通常貨幣セット向けを中心につくられ、いずれも数十万枚規模にとどまる年が続きました。

参考:「年銘別貨幣製造枚数(令和7年銘)」|造幣局

これらの年号は、製造された数そのものが少なく、日常の買い物で手にする機会も限られます。手元にあれば、年号を控えておくとよいでしょう。

昭和64年の硬貨

年号にまつわる知識として、昭和64(1989)年が挙げられます。昭和64年は昭和最後の年で、1月1日から1月7日までのごく短い期間でした。

造幣局のデータでは、昭和64年の硬貨は種類によって扱いが分かれます。50円白銅貨と100円白銅貨は昭和64年の製造枚数が0で、この年号のものは存在しません。一方、1円は約1億1,610万枚、5円は約6,733万枚、10円は約7,469万枚、500円は約1,604万枚が製造されています。

参考:「年銘別貨幣製造枚数(令和7年銘)」|造幣局

500円は昭和64年が約1,604万枚と少なめですが、1円・5円・10円は数千万枚から1億枚規模で、年号としては短くても枚数はそれなりにあります。短い年号だから一律に希少、とは限らない点に注意が必要です。

100円銀貨(昭和32〜41年)

素材の面で注目されるのが、かつて発行されていた100円銀貨です。いまの白い100円玉とは、素材そのものが違います。

100円銀貨は、昭和32(1957)年に鳳凰をデザインした銀貨として誕生しました。昭和34(1959)年にデザインが稲穂へ変わり、昭和42(1967)年には世界的な銀不足を受けて素材が銀から白銅へ切り替わりました。銀貨は昭和32〜41年の10年間だけの発行です。

参考:「貨幣Q&A」|造幣局

銀貨のなかで製造枚数がもっとも少ないのが、昭和39(1964)年の稲穂で約1,000万枚です。2年間だけの発行だった鳳凰(昭和32〜33年)も、種類としては限られます。銀貨は素材としての価値も関わるため、白銅貨とは扱いが変わります。

参考:「年銘別貨幣製造枚数(令和7年銘)」|造幣局

種類 発行年 デザイン 製造枚数の少ない年
100円銀貨(鳳凰) 昭和32〜33年 鳳凰 昭和32年 約3,000万枚
100円銀貨(稲穂) 昭和34〜41年 稲穂 昭和39年 約1,000万枚
100円白銅貨(現行) 昭和42年〜 平成13年 約802万枚

参考:「年銘別貨幣製造枚数(令和7年銘)」|造幣局

旧紙幣(旧札)で価値が注目されるもの

昔のお金には、硬貨だけでなく紙幣もあります。発行の終わった旧札は、種類そのものが限られるため注目されやすいものです。

日本銀行によると、これまでに発行された銀行券は56種類あり、そのうち25種類が現在も有効です。発行が終わっても有効な紙幣が、収集の対象になっています。

参考:「これまでに発行されたお札のうち、現在使えるお札はどれですか?」|日本銀行

代表的な有効な旧札を、日本銀行の公表情報にもとづいて整理すると、次のようになります。

券種 肖像 発行開始 発行停止
一万円券 聖徳太子 昭和33(1958)年 昭和61(1986)年
五百円券 岩倉具視 昭和44(1969)年 平成6(1994)年
五百円券(旧) 岩倉具視 昭和26(1951)年 昭和46(1971)年
百円券 板垣退助 昭和28(1953)年 昭和49(1974)年

参考:「その他有効な銀行券・貨幣」|日本銀行

これらの旧札は、肖像やデザインが今の紙幣と異なり、発行された期間も限られます。その希少性が、収集の対象となる背景です。古い五百円券のように、同じ肖像でも発行時期の異なる複数の種類があるものもあります。

なお、これまで発行された56種類のうち31種類は、過去3回の特別な措置によって通用力を失っています。古い紙幣には、今も有効なものと失効したものがあるため、手元の紙幣が有効かどうかは日本銀行に確かめると安心です。

参考:「これまでに発行されたお札のうち、現在使えるお札はどれですか?」|日本銀行

記念貨幣について

昔のお金には、通常の貨幣や紙幣とは別に、記念貨幣もあります。混同しやすいため、区別しておきましょう。

昭和39(1964)年の東京オリンピック記念1000円銀貨・100円銀貨や、昭和45(1970)年の日本万国博覧会記念100円白銅貨などです。これらは通常の貨幣とはデザインが異なる別のもので、記念貨幣として扱われます。

参考:「記念貨幣一覧」|造幣局

手元のお金が通常の貨幣か記念貨幣かによって、扱いも変わります。デザインを見て、まずどちらなのかを分けて考えると整理しやすくなります。

価値の目安と買取相場の考え方

昔のお金の価値が気になったとき、金額の目安をどう考えればよいのかを整理します。ここは正しく押さえておきたい点です。

まず、買取価格には公的な定価がありません。古銭や紙幣の買取価格は、種類や年号だけでなく、傷や汚れの少なさ、未使用に近いかどうかといった状態によって大きく変わります。製造枚数が少ないことが、そのまま高い金額を約束するわけではない、という点は押さえておくとよいでしょう。

そのため、この記事では具体的な買取金額を一覧にはしていません。金額は状態や需要、時期によって変わり、公的な根拠のある数値がないためです。価値を数字で知りたい場合は、古銭やコインの買取に対応した専門店で査定を受けるのがひとつの方法です。銀貨は素材としての価値も関わるため、専門的に見てもらうと納得のいく判断につなげやすくなります。

複数の買取業者が公開している情報を見比べると、おおよその傾向はつかめます。ただし、そうした情報は公的な定価ではなく、状態や時期で変わる目安にとどまります。参考にする場合は、あくまで集計された目安として受け止めておくと安心です。

昔のお金を手放すときの注意

昔のお金を手放そうと考えたとき、いくつか注意したい点があります。

まず、状態を保つことです。硬貨も紙幣も、汚れが気になってもこすったり洗ったりせず、そのままの状態で扱うのがおすすめです。無理に汚れを落とそうとすると、かえって状態を損なうことがあります。紙幣は折り目や汚れがつかないよう、透明なホルダーなどに入れておくと状態を保ちやすくなります。

次に、複数の見積もりを比べることです。買取価格に公的な定価がないぶん、専門店によって評価は変わります。古銭や紙幣の買取に対応した専門店で複数の査定を見比べると、納得して手放しやすくなります。まとめて複数枚ある場合は、種類や年号ごとに分けておくと、査定がスムーズに進みます。

なお、現行の硬貨や有効な紙幣は、額面どおりそのまま使えます。ただし額面どおり使ってしまうと、収集としての価値は失われます。価値が気になるものは、使う前に確かめておくとよいでしょう。売り先としては、古銭を専門に扱う買取店のほか、コレクター向けのフリマアプリなどもあります。手元の枚数や手間のかけ方に合わせて選ぶとよいでしょう。

よくある質問

いちばん価値の高い昔のお金はどれですか。

金額には公的な定価がないため、ひとつに絞ることはむずかしいものです。製造枚数の少なさで見ると、硬貨では昭和62年の50円白銅貨(約78万枚)や、平成の1円・5円・50円の一部が少なく、銀貨では昭和39年の100円銀貨(約1,000万枚)が最少です。実際の評価は状態にも左右されます。

参考:「年銘別貨幣製造枚数(令和7年銘)」|造幣局

昭和64年の硬貨は価値がありますか。

昭和64年は1月1日から7日までの短い年号です。50円と100円はこの年号の製造がなく存在しません。一方、1円・5円・10円・500円は製造されており、500円は約1,604万枚と少なめですが、ほかは数千万枚から1億枚規模あります。短い年号でも一律に希少とは限りません。

参考:「年銘別貨幣製造枚数(令和7年銘)」|造幣局

ギザ十のなかで少ないのは何年ですか。

ギザ十(昭和26〜33年)のなかでは、昭和33年が約2,500万枚でもっとも少なくなっています。ギザ十の最後の年にあたり、翌年からはギザのない形に変わりました。なお昭和31年のギザ十は製造がなく存在しません。

参考:「年銘別貨幣製造枚数(令和7年銘)」|造幣局

聖徳太子の一万円札は今も使えますか。

聖徳太子の一万円券は、昭和33年に発行が始まり昭和61年に発行が停止されましたが、現在も有効な旧札のひとつです。手元の紙幣が有効かどうか分からない場合は、日本銀行に確かめると安心です。

参考:「その他有効な銀行券・貨幣」|日本銀行

製造枚数が少なければ高く売れますか。

製造枚数の少なさは希少度の目安になりますが、そのまま高い金額を約束するものではありません。買取価格には公的な定価がなく、状態や需要、時期によって変わります。価値を数字で知りたい場合は、専門店で査定を受けるのがひとつの方法です。

まとめ

昔のお金の価値は、製造枚数の少なさや現存数で説明できます。硬貨では、昭和62年の50円白銅貨(約78万枚)や、平成の1円・5円・50円の少ない年号、100円銀貨の昭和39年(約1,000万枚)、ギザ十の昭和33年(約2,500万枚)などが、造幣局のデータで少ない年です。昭和64年は50円と100円が存在しません。紙幣では、聖徳太子の一万円券や岩倉具視の五百円券など、発行の終わった有効な旧札が注目されます。買取価格には公的な定価がなく、状態で大きく変わるため、価値が気になるものは洗ったり折り目を伸ばしたりせず、そのままの状態で専門店の査定を受けてみてはいかがでしょうか。