高く売るコツ

着物引き取りはどこに頼む?処分する前に知っておきたい買取・寄付・無料回収の選び方

着なくなった着物を引き取ってほしいものの、どこに頼めばよいか迷っている方もいるのではないでしょうか。着物を手放す方法には、買取・リサイクルショップ・寄付や譲渡・自治体での処分など、いくつかの選択肢があります。それぞれ費用や向き不向きが異なります。この記事では、着物引き取りの方法を整理し、買取と無料引き取り・処分の違い、種類別の買取相場の目安までをまとめます。

着物引き取りの主な方法

はじめに、着物を引き取ってもらう方法を大きく分けて整理します。手放し方は、おおむね次の3つの方向に分けられます。

ひとつ目は、価値をお金に換える方法です。買取業者やリサイクルショップ、フリマアプリなどが当てはまります。2つ目は、誰かに使ってもらう方法で、寄付や譲渡がこれにあたります。3つ目は、処分する方法で、自治体でのごみ出しや不用品回収業者への依頼が含まれます。

どの方法が向いているかは、手元の着物の状態や価値、手間のかけ方によって変わります。値のつきそうな着物であれば買取、状態が悪く売れないものは寄付や処分、というように使い分けるのがひとつの方法です。

参考:「着物を処分する方法7選」|おいくら

着物を引き取ってもらう方法の比較

それぞれの方法の特徴を、費用と向き不向きの観点でまとめると次のとおりです。

方法 費用の目安 向いているケース
着物買取業者 査定・引き取りは無料が多い 作家物・証紙付きなど価値のある着物
リサイクルショップ 手数料は無料が多い 手軽に売りたい/量が少ない場合
フリマアプリ 販売手数料・送料がかかる 手間をかけて自分で売りたい場合
寄付・譲渡 送料は送り主の負担が多い 売れないが使ってもらいたい場合
自治体での処分 無料〜わずかな費用 値がつかず捨ててよい場合
不用品回収業者 有料(単体では割高になりやすい) 他の不用品とまとめて急ぎで手放したい場合

(※各社・各自治体の公開情報をもとにした一般的な目安です。2026年7月時点。実際の費用や対応は依頼先によって異なります)

買取は値がつけば収入になり、引き取り費用もかからないことが多い方法です。一方、寄付や処分は着物の価値をお金に換えるものではありません。まずは値がつきそうかどうかで、大きく方向を分けて考えるとよいでしょう。

参考:「着物を処分する方法7選」|おいくら

買取で引き取ってもらう

値のつきそうな着物であれば、まず検討したいのが買取です。着物の買取には、大きく分けて出張買取・宅配買取・持ち込み(店頭)買取の3つの方法があります。多くの着物買取業者では、査定料や出張費、手数料を無料としています。

参考:「着物の処分方法7選」|買取福ちゃん

出張買取

出張買取は、査定士が自宅を訪ねて、その場で査定する方法です。かさばる着物や帯を運ぶ手間がかからず、点数が多いときにも向いています。留守にしにくい方や、玄関先で完結させたい方に向いた方法です。日時を合わせる必要はありますが、荷造りの手間を抑えられます。

参考:「着物の処分方法7選」|買取福ちゃん

宅配買取

宅配買取は、着物を箱に詰めて業者へ送り、査定してもらう方法です。梱包用の資材を業者が用意してくれる場合が多く、送料を業者が負担するところもあります。自分の都合のよい時間に発送できるため、日中に立ち会いにくい方に向いています。ただし、査定結果が出るまでに数日かかることがあります。

参考:「着物の処分方法7選」|買取福ちゃん

持ち込み(店頭)買取

持ち込み買取は、店舗へ直接着物を持っていき、その場で査定と支払いまで済ませる方法です。すぐに手放して現金化したい方に向いています。査定士と直接話しながら進められる点も利点です。一方、点数が多い場合は運ぶ手間がかかるため、量に応じて出張買取と使い分けるとよいでしょう。

参考:「着物の処分方法7選」|買取福ちゃん

リサイクルショップに持ち込む

近くのリサイクルショップに持ち込む方法もあります。着物以外の品もまとめて引き取ってもらえることが多く、気軽に利用できる点が利点です。

一方で、着物の専門的な鑑定士がいないお店では、作家物や証紙付きの着物であっても、価値を細かく見てもらいにくい場合があります。そのため、価値のありそうな着物は着物専門の買取業者、量が少なく手軽に済ませたいものはリサイクルショップ、というように分けて考えるのがおすすめです。

参考:「着物を処分する方法7選」|おいくら

寄付・譲渡で手放す

値はつかないものの、まだ着られる着物を捨てずに手放したい場合は、寄付や譲渡という方法があります。着物を回収し、国内外でのリユースや、発展途上国への物資支援に活用しているNPO・NGO団体があります。バッグや小物へのリメイク材料として使われることもあります。

参考:「着物の寄付をする方法」|ザ・ゴールド

寄付では、送るときの宅配便の料金が送り主の負担になることが多い点に注意が必要です。団体によって、受け付けられる品や状態の条件が異なるため、事前に問い合わせておくと安心です。身近なところでは、着付け教室や地域の福祉施設などが、材料として着物を受け付けている場合もあります。家族や知人に譲るのも、手放し方のひとつです。

参考:「着物の寄付をする方法」|ザ・ゴールド

自治体で処分する

売れず、寄付先も見つからない着物は、自治体のルールに沿って処分できます。着物は、多くの自治体で「可燃ごみ」や「古布」「資源ごみ」として出せます。費用がかからないか、わずかな費用で済むことが多く、最も手軽な方法といえます。

ただし、絹(正絹)や金糸・銀糸を使った着物は、資源として回収せず、燃えるごみ扱いとする自治体もあります。区分は地域によって異なるため、お住まいの自治体のごみ分別ルールを確認してから出すとよいでしょう。価値のある着物をそのまま捨ててしまわないよう、処分の前に一度査定を受けておくのもひとつの方法です。

参考:「着物を処分する方法7選」|おいくら

不用品回収業者に引き取ってもらう

引っ越しや遺品整理などで、着物以外にも手放したい品がまとめてある場合は、不用品回収業者に引き取ってもらう方法があります。日時を指定して自宅まで回収に来てもらえるため、一度に片づけたいときに向いています。

一方で、回収は有料で、着物1点だけを頼むと割高になりやすい傾向があります。また、回収業者では着物の価値を査定してもらえないことが一般的です。値のつきそうな着物が含まれる場合は、先に買取を検討してから、残ったものを回収に回すと無駄が出にくくなります。

参考:「着物を処分する方法7選」|おいくら

買取・無料引き取り・処分の違い

「引き取り」という言葉は、いくつかの意味で使われます。手放すときに迷わないよう、買取・無料引き取り・処分の違いを整理しておきます。

買取は、着物の価値を査定し、その分の代金を受け取って手放す方法です。査定や引き取りの費用は無料でも、着物そのものには値がつきます。無料引き取りは、代金は受け取らないものの、費用もかけずに引き取ってもらう方法です。寄付や、業者による無償引き取りがこれにあたります。処分は、自治体のごみや不用品回収など、費用をかけて(あるいは無料で)捨てる方法です。

同じ着物でも、価値があれば買取で収入になり、値がつかなければ無料引き取りや処分に回すことになります。まずは査定を受けて、値がつくかどうかを確かめてから、無料引き取りや処分を検討すると、手放し方を選びやすくなります。

参考:「着物を処分する方法7選」|おいくら

着物の買取相場の目安【種類別】

着物の買取価格には、公的に決められた定価がありません。ただし、複数の買取業者が公開している買取価格を総合すると、種類ごとのおおよその目安が見えてきます。次の表は、複数の買取業者の公開情報をもとにまとめた目安です。

着物の種類 買取価格の目安
訪問着 数千円~20万円程度
振袖 数千円~30万円程度
留袖 数千円~20万円程度
小紋・付け下げ 数千円~8万円程度
紬(大島紬・結城紬など) 数千円~数十万円程度
作家物・伝統工芸品(証紙付き) 数万円~数十万円程度

(※複数の買取業者の公開情報をもとにした目安です。2026年7月時点。公的な定価ではなく、種類・状態・証紙の有無・作家によって大きく変わります)

同じ種類でも、状態や付属品によって差が出ます。有名作家の作品や、伝統工芸品の証紙が付いているものは、高く評価されやすい傾向があります。反対に、証紙のないものや、シミ・変色のあるものは、評価が下がりやすくなります。帯や小物がそろっていると、価値が上がることもあります。あくまで目安のため、手元の着物がこの範囲に収まるとは限りません。

参考:「着物の買取相場一覧」 https://buysell-kaitori.com/column/kimono-price/ / 着物レンタル椿「着物買取相場一覧(2026年)」|バイセル

引き取りに出す前の準備

査定や引き取りに出す前に、いくつか整えておくと、状態を正しく見てもらいやすくなります。

まず、着物を陰干しして、湿気やにおいを飛ばしておきます。たたみジワが強いものは、軽く整えておくと見栄えがよくなります。次に、証紙や証明書、購入時の下げ札などの付属品を、できるだけそろえます。証紙は産地や作家、品質を示す手がかりになり、査定の材料になります。

参考:「着物買取相場一覧(2026年)」|着物レンタル椿

シミや汚れがある場合は、自分で無理に落とそうとせず、そのまま相談するのが安心です。着物の生地は繊細で、家庭での手入れがかえって傷みにつながることがあります。帯や帯締め、帯揚げなどの小物も、一緒に見てもらえる場合があるため、まとめて用意しておくとよいでしょう。

参考:「着物買取相場一覧(2026年)」|着物レンタル椿

よくある質問

着物を無料で引き取ってもらう方法はありますか。

着物買取業者では、査定や引き取りの費用を無料としているところが多くあります。値がつかない着物でも、寄付を受け付けるNPO・NGO団体や、無償での引き取りに対応する業者があります。ただし、寄付では送料が送り主の負担になることが多い点に注意が必要です。

参考:「着物の寄付をする方法」|ザ・ゴールド

値のつかない着物は捨てるしかないのでしょうか。

売れない着物でも、まだ着られる状態であれば、寄付や譲渡で手放す方法があります。リメイクの材料として受け付ける団体もあります。それも難しい場合は、自治体のルールに沿ってごみとして処分できます。捨てる前に、一度査定を受けて値がつかないかを確かめておくと安心です。

参考:「着物を処分する方法7選」|おいくら

着物は何ごみで捨てられますか。

多くの自治体では、着物は「可燃ごみ」や「古布」「資源ごみ」として出せます。ただし、正絹や金糸・銀糸を使った着物は燃えるごみ扱いとする自治体もあり、区分は地域によって異なります。お住まいの自治体の分別ルールを確認してから出すとよいでしょう。

参考:「着物を処分する方法7選」|おいくら

着物はいくらで引き取ってもらえますか。

着物の買取には決まった定価がなく、種類・状態・証紙の有無・作家によって変わります。複数の買取業者の公開情報では、訪問着で数千円~20万円程度、振袖で数千円~30万円程度が目安とされています。あくまで目安のため、実際の金額は査定を受けて確かめるのがたしかです。

参考:「着物の買取相場一覧」 https://buysell-kaitori.com/column/kimono-price/ / 着物レンタル椿「着物買取相場一覧(2026年)」|バイセル

大量の着物をまとめて引き取ってほしいときはどうすればよいですか。

点数が多い場合は、自宅まで来てもらえる出張買取や、まとめて回収できる不用品回収業者が向いています。値のつきそうな着物が含まれるときは、先に買取を検討し、残ったものを寄付や処分に回すと無駄が出にくくなります。手元の量と手間のかけ方に合わせて、方法を組み合わせるとよいでしょう。

参考:「着物の処分方法7選」|買取福ちゃん

まとめ

着物を引き取ってもらう方法には、買取・リサイクルショップ・寄付や譲渡・自治体での処分・不用品回収があります。値のつきそうな着物は、査定や引き取りの費用がかからないことの多い買取が向いています。売れないものは寄付や譲渡、それも難しいものは自治体のルールに沿った処分という流れで考えると、手放し方を選びやすくなります。買取価格は種類や状態、証紙の有無によって大きく変わり、訪問着で数千円~20万円程度が目安とされますが、あくまで参考です。まずは手元の着物の種類や証紙、状態を確認したうえで、着物の取り扱いに慣れた業者に相談してみてはいかがでしょうか。値がつくかどうかを確かめてから、寄付や処分を検討していくと、納得して手放しやすくなります。