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図書カードを現金化するには?換金率の目安と、種類ごとの注意点|NEXT・磁気式・図書券

もらったまま使っていない図書カードが引き出しに眠っている、という方は多いと思います。本を買う機会が減ると、現金に換えられないかと考えるのも自然なことです。この記事では、発行元である日本図書普及の公式情報をもとに、図書カードを現金化する手段と換金率の目安、そして種類ごとに扱いが違う点を整理します。数値はいずれも目安であり、実際の買取金額を保証するものではありません。

発行元では現金に換えられない

まず前提として、日本図書普及が現金への払い戻しに応じているわけではありません。図書カードNEXTのご利用約款には「図書カードNEXTは、現金との引換えはできません」と明記されています。図書券や磁気式図書カードとの交換もできないとされています。

参考:「図書カードNEXTご利用約款」|図書カードNEXT

したがって、現金化したい場合は金券ショップや買取業者に売却する、あるいはフリマアプリなどで個人間取引をする、という選択肢になります。いずれの場合も額面より安くなるため、まずは「本当に現金化する必要があるか」を一度考えてみるとよいと思います。

まず手元のカードの種類を確認する

図書カードには複数の世代があり、買取の扱いも換金率もそれぞれ違います。混同されやすいので、最初に整理しておきます。

種類 特徴 有効期限 オンライン書店
図書カードNEXT QRコード読取り方式。パンチ穴がない カード裏面に印刷された期限あり 一部で利用可能
磁気式図書カード 1990年登場。使用するとパンチ穴が開く 使用期限なし 利用不可
図書券 昭和35年(1960年)登場の紙の商品券 使用期限なし 利用不可

日本図書普及のサイトでは、磁気式図書カードについて「発行は終了いたしましたが、もちろん現在もご利用いただけます」とされており、図書券についても現在も使用できると案内されています。つまり古いものでも券としての価値は残っています。

参考:「発行が終了した商品」|図書カードNEXT

一方で、有効期限の扱いは種類によって異なります。よくある質問では、図書券と磁気式図書カードには使用期限がないとされる一方、図書カードNEXTにはカード媒体に記載された有効期限があるとされています。書店で販売されているものは、購入時点で10年以上の期限がある状態で売られているとのことです。

参考:「よくある質問」|図書カードNEXT

使える場所も違う

図書カードNEXTは全国の取扱書店に加えて、一部のオンライン書店でも利用でき、電子書籍に対応しているケースもあります。これに対して、図書券と磁気式図書カードは店舗での利用に限られ、オンライン書店では使えません。また、コンビニや駅売店は対象外とされています。

参考:「図書カードNEXT の概要・使い方」|図書カードNEXT

売る前に残額と有効期限を確認する

買取に出す前に、残額と有効期限を自分で把握しておくと話が早くなります。図書カードNEXTには4つの確認方法があります。

  1. カード裏面のQRコードを読み取る:スマートフォンで読み取ると残額を確認できます
  2. 公式サイトで確認する:ID番号とPIN番号を入力すると、残額・利用履歴・有効期限が確認できます
  3. フリーダイヤル:オペレーターに番号を伝えて確認する方法です
  4. 書店のレジ:残額のみ確認できます

利用履歴では、使った書店・日時・引落額まで確認できるとされています。

参考:「図書カードNEXT の概要・使い方」|図書カードNEXT

磁気式図書カードの場合は、カードにパンチ穴が開いているかどうかで使用の有無を判断します。穴が開いていれば使用済み(または使いかけ)ということになり、買取では大きく不利になります。

現金化する方法と換金率の目安

主な現金化の手段

方法 換金率の傾向 現金化までの早さ 手間
金券ショップ(店頭) 安定している その場で完了 店舗まで行く必要がある
買取業者の宅配買取 店頭と同等〜やや低め 数日 発送作業が必要
出張買取 他の品物と合わせると効率的 訪問日に完了 日程調整が必要
フリマアプリ・オークション 高くなることもある 買い手次第 出品・発送・トラブル対応

換金率の目安

金券ショップが公開している買取価格を見ると、種類によってかなり差があります。ある金券ショップの公開価格を例にとると、次のような設定になっていました。

種類・額面 買取価格の例 買取率
磁気式図書カード 10,000円 9,100円 91%
磁気式図書カード 1,000円 910円 91%
図書券 500円 450円 90%
図書カードNEXT 10,000円(バラ) 8,000円 80%
図書カードNEXT 1,000円(バラ) 700円 70%
図書カードNEXT 500円(バラ) 300円 60%
図書カードNEXT 5,000円(完封100枚) 476,000円 95.2%

参考:「図書カード・図書カードNEXT・図書券の買取価格一覧」|J・マーケット

意外に感じるかもしれませんが、この例では新しい図書カードNEXTのほうが、古い磁気式図書カードより買取率が低く設定されています。理由としては、NEXTには有効期限があること、残額がQR経由でしか確認できず店頭での確認に手間がかかること、そして額面の小さいカードほど手間に対する採算が合いにくいことなどが考えられます。

一方で、未開封のまとまった枚数(完封)であれば95%前後まで上がる例もあります。額面が大きく、枚数がまとまっているほど条件がよくなる、という傾向は他の金券と共通しています。

なお、これは特定の店舗の特定時点の価格であり、店舗や時期によって大きく変わります。図書カードの換金率は全体として75〜92%程度の幅で語られることが多く、店舗ごとの差が出やすい商品券だといえます。売却前に複数店舗の公開価格を比べておくことをおすすめします。

買取できない、または大きく減額されるケース

使用済み・使いかけ

磁気式図書カードでパンチ穴が開いているもの、図書カードNEXTで残額が減っているものは、金券としての買取が難しくなります。金券ショップの案内でも「使用済み」「有効期限切れ」は買取不可とされています。

PIN番号のスクラッチが削られている

図書カードNEXTの裏面にはPIN番号がスクラッチで隠されています。これが削られていると、第三者が残額照会をした可能性を否定できないため、買取を断られることがあります。残額を知りたい場合は、削らずに済むQRコードでの確認を先に試すのが無難です。

有効期限が近い

図書カードNEXTは有効期限が設定されているため、残り期間が短いカードは買取店にとって再販しづらくなります。期限までの残存日数を条件にしている店舗もあります。売却を考えているなら、期限までまだ余裕があるうちに動くほうがよいと思います。

状態が悪い

折れ曲がり、汚れ、水濡れ、QRコードやPIN部分の破損などがあると、査定額が下がるか買取対象外になります。図書カードNEXTについては、約款上、変形・破損で使えない場合はカードを送付すれば残額相当の再交付を受けられるとされていますが、故意による破損は対象外です。買取に出す前に、まず発行元での再交付を検討したほうがよいケースもあります。

参考:「図書カードNEXTご利用約款」|図書カードNEXT

紛失・盗難

約款では、盗難・紛失・改ざんの場合、カード利用の停止・返金・再発行はいたしかねるとされています。カード自体が手元にないと現金化はできません。

現金化する前に検討したい選択肢

換金率が7〜9割程度である以上、額面どおり使えるのであればそのほうが有利です。図書カードNEXTは全国の加盟書店に加えて一部のオンライン書店でも使え、電子書籍に対応している場合もあります。書籍に限らず、書店で扱っている雑誌やムック、書店併設のカフェなど、店舗によって使える範囲が広がっていることもあります。

また、贈り物として人に譲るという方法もあります。有効期限が残っていて未使用であれば、そのまま渡すことができます。現金化して7割になるより、必要としている人に額面で渡すほうが結果的に無駄が少ない、という考え方もあると思います。

よくある質問

Q. 図書カードを銀行や書店で現金に換えられますか

できません。図書カードNEXTの約款には「現金との引換えはできません」と明記されています。現金化するには金券ショップや買取業者に売却する必要があります。

参考:「図書カードNEXTご利用約款」|図書カードNEXT

Q. 古い図書券は今でも使えますか

日本図書普及のサイトでは、図書券と磁気式図書カードには使用期限がないとされ、現在も利用できると案内されています。買取についても、金券ショップで取り扱われています。

参考:「よくある質問」|図書カードNEXT

Q. 図書券を図書カードNEXTに交換してもらえますか

よくある質問では「図書券や磁気式図書カードとの交換はできません」とされています。旧商品はそのまま使うか、売却するかのいずれかになります。

Q. 残額が半分だけ残っている図書カードNEXTは売れますか

店舗によりますが、残額のあるカードは買取率が下がるか、対象外になることが多いといえます。残額が中途半端に残っている場合は、書店で使い切ってしまうほうが無駄が少ないと思います。

Q. 買取のときに身分証は必要ですか

金券の買取では、運転免許証やマイナンバーカードなどの本人確認書類の提示を求められるのが一般的です。古物営業法に基づく手続きなので、事前に用意しておくとスムーズです。

Q. どの種類の図書カードが一番高く売れますか

一概には言えませんが、公開価格の例を見る限り、未使用の磁気式図書カードや高額面のカード、未開封でまとまった枚数のものは比較的よい条件になりやすい傾向があります。額面の小さいカードは買取率が下がりやすいので、複数枚まとめて相談するとよいと思います。

まとめ

図書カードは、発行元である日本図書普及では現金に換えられません。約款上、現金との引換えも旧商品との交換もできないとされているため、現金化したい場合は金券ショップや買取業者への売却が現実的な選択肢になります。

換金率の目安は種類によって幅があります。公開価格の例では、磁気式図書カードが91%程度、図書券が90%程度である一方、図書カードNEXTのバラは60〜80%程度と、新しいカードのほうがむしろ低い設定になっているケースもありました。未開封の完封であれば95%前後になる例もあり、額面と枚数によって条件は変わります。

売却前には、種類の確認、残額と有効期限の確認、そしてPIN部分のスクラッチを削らないこと、この3点を押さえておくとよいと思います。そして、7〜9割で現金化するより額面どおり使うほうが有利であることも事実です。使い道が思い当たるなら、まずはそちらを検討してみてはいかがでしょうか。