ブランド買取

ネクタイ買取の相場|ブランド別の価格と売る準備

使わなくなったネクタイをまとめて手放したいと考えたとき、買取に出すといくらになるのか気になる方もいるのではないでしょうか。ネクタイの買取価格には決まった定価がなく、ブランドや柄、状態、付属品の有無によって変わります。この記事では、ネクタイの買取相場の目安と、価格を左右する要素、売る前に確認しておきたい手続きの決まりまで整理します。

ネクタイの買取相場に「定価」はない

はじめに押さえておきたいのは、ネクタイの買取相場には、公的に決められた定価が存在しないという点です。中古品として、そのときどきの需要や状態にもとづいて価格が決まります。

そのため、同じように見えるネクタイでも、査定額には幅が出ます。まずは、どのような要素で価値が変わるのかを知っておくと、査定結果を受け止めやすくなります。相場をうのみにせず、手元の品がどの条件にあてはまるかで考えるのがおすすめです。

なお、ネクタイの買取は、誰でも自由に営めるわけではありません。古物営業法施行規則では、古物を13の区分に分けており、その2つ目が「衣類(和服類、洋服類、その他の衣料品)」です。ネクタイはこの衣類にあたり、買い取る側は公安委員会の許可を受けた古物商である必要があります。

参考:古物営業法施行規則|e-Gov法令検索

ネクタイの買取相場の目安【ブランド・柄別】

決まった定価はないものの、買取業者が公開している買取価格を見ると、ブランドと柄ごとのおおよその目安が見えてきます。次の表は、ブランド買取を手がけるジュエルカフェが公開している相場です(2026年9月時点の調査)。金額を保証するものではありません。

ブランド 柄・タイプ 買取価格の目安
エルメス ソリッドタイ 8,000円~1万円
エルメス ストライプ柄 1万1,000円まで
エルメス ドット柄 7,500円まで
ルイ・ヴィトン モノグラム 2,000円~1万4,000円
ルイ・ヴィトン ダミエ 1,500円~1万4,000円
ルイ・ヴィトン ドット柄 2,600円~1万3,000円
ルイ・ヴィトン ストライプ 10円~1万6,000円
グッチ ドット柄・小紋柄 600円~9,000円
グッチ ダブルG柄 100円~6,000円
バーバリー チェック柄 2,000円~5,000円
バーバリー ソリッド 1,500円~4,500円
バーバリー ドット柄 1,000円~3,000円
シャネル ココマーク柄 2,000円~3,000円
シャネル 小紋柄 2,000円~2,500円
シャネル ストライプ 1,000円~2,800円

参考:ブランド別のネクタイの買取相場|ジュエルカフェ

同じブランド・同じ柄でも、下限と上限に十数倍の開きがある点に注目してください。ルイ・ヴィトンのストライプで10円~1万6,000円という幅が示されているのは、状態や需要によって評価がそれだけ動くためです。上限の金額は、状態のよいものや人気の高い柄にあてはまる目安として受け止めるとよいでしょう。

状態によって金額がどう変わるか【買取実績】

幅の大きさをより具体的に見るために、実際の買取実績も確認しておきましょう。バイセルが公開しているルイ・ヴィトンのネクタイの買取実績では、次のような金額が並んでいます(2026年9月時点の調査)。状態はAが良好、Cに向かうほど使用感が強くなります。

買取価格 柄 状態
6,000円 記載なし A
5,000円 ダミエ B
3,000円 モノグラム AB
3,000円 記載なし C
2,000円 ダミエ C

参考:ルイヴィトン・ネクタイの買取相場|バイセル公式

同じブランドのネクタイでも、状態のランクが下がるにつれて金額が下がる傾向が読み取れます。手元のネクタイがどのあたりにあたるかは、実際に見てもらって判断するのがおすすめです。

ブランドによって価格が変わる理由

ネクタイの買取で価格差が大きく出やすいのが、ブランドの違いです。前掲の相場表では、エルメスとルイ・ヴィトンの上限が1万円を超える一方、グッチのダブルG柄は100円からと、下限にも差が出ています。

背景のひとつは、中古市場に出回っている数の違いです。定価が比較的手ごろで流通量の多いブランドは、探している人が同じ品を見つけやすいため、買取相場が落ち着きやすくなります。反対に、流通量が限られるブランドや、人気の高い柄は、値がつきやすい傾向があります。

同じブランドでも、新作や限定柄は評価が上がりやすく、旧作や定番柄は落ち着きやすい傾向があります。手元のネクタイがどのブランドの、どの柄かを知っておくと、査定の手がかりになります。ブランドの箱や付属品の扱いについては、エルメスの箱は買取に出せるのかでもくわしく整理しています。

買取価格を左右する4つの要素

ブランド以外にも、査定で見られる点があります。ここでは4つに分けて整理します。

状態

目立つシミやスレ、ほつれ、ほどけがなく、生地にハリが残っているものほど、評価につながりやすくなります。逆に、食べこぼしのシミや、結び目の跡が強く残ったもの、裏地のほつれがあるものは、減額の対象になりやすい傾向です。前掲の買取実績でも、状態のランクによって金額に差が出ています。

参考:ルイヴィトン・ネクタイの買取相場|バイセル公式

箱・タグ・付属品

ネクタイには、購入時の箱や保存袋、ブランドのタグ、ショップカードなどが付いていることがあります。こうした付属品がそろっていると、買取業者が再販しやすくなるため、付属品がないものと比べて評価につながりやすい傾向があります。

購入時のブランド箱や保存袋が残っている場合は、いっしょに査定へ出すとよいでしょう。空箱そのものに需要がある場合もあり、その考え方はルイヴィトンの箱は売れるで整理しています。

未使用かどうか

同じブランド・同じ柄でも、未使用品は使用済みのものより評価が高くなりやすい傾向があります。とくに、正札やブランドのタグが付いたままの未使用品は、付いていないものと査定額に差が出ることがあります。

贈答品として受け取ったまま使っていないネクタイや、購入したものの出番のなかったネクタイは、タグを付けたままの状態で査定に出すのがひとつの方法です。

素材・柄

ネクタイは、素材や柄によっても評価が変わります。シルクなど上質な素材を使ったものや、ブランドを象徴する柄は、評価につながりやすい傾向があります。前掲の相場表でも、同じブランドのなかで柄ごとに目安が分かれています。

参考:ブランド別のネクタイの買取相場|ジュエルカフェ

無地・量販品のネクタイは値がつきにくい傾向

買取で値がつきやすいのは、ブランドのネクタイが中心です。ノーブランドの無地のネクタイや、量販店で販売されている一般的なネクタイは、中古市場での需要が限られるため、値がつきにくい傾向があります。

ブランド名のわからないネクタイでも、素材やつくりがしっかりしたものは対象になることがあります。まとめて複数点を持ち込むと、一点ずつでは対象になりにくい品も、あわせて見てもらえる場合があります。手元のネクタイがブランド品かどうかは、大剣の裏側や、首元にあたるネックのタグで確認できることが多いため、査定に出す前に見ておくとよいでしょう。

なお、国産ネクタイの歴史は古く、東京ネクタイ協同組合によれば、1884(明治17)年10月に帽子商の小山梅吉が国産第一号の蝶ネクタイをつくったことが始まりとされています。この日にちなみ、日本ネクタイ組合連合会が1971年に10月1日を「ネクタイの日」として制定しました。国内生産は1991(平成3)年の5,645万本が過去最高の記録とされ、それ以降は市場が縮小しています。中古市場に出回るネクタイの多くがこの時期以降のものであることも、量販品に値がつきにくい背景のひとつと考えられます。

参考:東京ネクタイ協同組合について|東京ネクタイ協同組合

売る前にできる準備

査定に出す前に、いくつか整えておくと、状態を正しく見てもらいやすくなります。

まず、ネクタイの表面のホコリを、やわらかいブラシや布でそっと払っておきます。強くこすると生地を傷めるため、やさしく扱うのがポイントです。シワが気になる場合は、あて布をして低温で軽く整えると、印象がよくなります。ただし、シミや汚れを自分で落とそうとすると、かえって生地を傷めることがあるため、無理に処理しないほうが安心です。

次に、ブランドの箱や保存袋、タグ、ショップカードなど、付属品をできるだけそろえます。品質やブランドを伝える材料がそろっているほど、査定がスムーズに進みます。未使用品は、正札やタグを外さずにそのまま出すとよいでしょう。

そして、本人確認書類を用意しておきます。古物営業法第15条では、古物商が古物を買い受けるときに、相手方の住所・氏名・職業・年齢を確認する措置をとることが定められています。運転免許証やマイナンバーカードなどを手元に置いておくと、当日の手続きが滞りません。

参考:古物営業法|e-Gov法令検索

どこで売るとよいか

ネクタイを手放す方法には、いくつかの選択肢があります。

ブランド品や古物の買取に対応した業者に依頼すると、ブランドや状態を踏まえて見てもらいやすくなります。店頭買取のほか、宅配買取や出張買取に対応しているところであれば、点数が多いときも持ち運びの手間を抑えられます。複数の業者に見積もりを依頼し、査定額を見比べると、納得して手放しやすくなります。スーツなどの衣類をあわせて手放したい場合の考え方は、スーツ買取の相場で整理しています。

フリマアプリなどで、個人に直接売る方法もあります。手数料や梱包・発送の手間はかかりますが、欲しい人に届けられる利点があります。手元の点数や、かけられる手間に合わせて、売り方を選ぶとよいでしょう。

出張買取を利用するときの決まり

自宅まで来てもらう出張買取は、点数が多いときに便利な方法です。あわせて、法律で定められた消費者側の権利も知っておくと安心です。

事業者が消費者の自宅を訪問して物品を買い取る取引は、特定商取引法の「訪問購入」にあたります。消費者庁の特定商取引法ガイドによると、訪問購入では法定の書面を受け取った日から8日以内であれば、クーリング・オフができます。売却を決めたあとでも、この期間内であれば申し込みの撤回や契約の解除が可能です。

参考:訪問購入|特定商取引法ガイド(消費者庁)

その場で決めるのが不安な場合は、いったん保留にして考える時間をとるのもひとつの方法です。買取をめぐるトラブルの防ぎ方は、着物買取のトラブルを防ぐにはでもくわしく整理しています。

ネクタイを売るタイミング

ネクタイは、シルクなど繊細な素材でつくられていることが多く、時間がたつと生地の劣化やシミ、変色が進みやすい品です。使う予定がないネクタイは、状態のよいうちに手放したほうが、評価につながりやすい傾向があります。

とくに、贈答品として受け取ったまま使っていないものや、流行の移り変わりで出番のなくなったブランドのネクタイは、早めに査定へ出すのがひとつの方法です。クローゼットにしまい込んだまま年月がたつと、いつの間にか黄ばみやカビが出ていることもあります。手元に使わないネクタイがある場合は、状態を確認したうえで、早めに相談してみるとよいでしょう。

よくある質問

ネクタイはいくらで売れますか。

買取業者の公開情報では、エルメスのソリッドタイで8,000円~1万円、ルイ・ヴィトンのモノグラムで2,000円~1万4,000円、バーバリーのチェック柄で2,000円~5,000円が目安とされています(2026年9月時点の調査)。ブランド・柄・状態によって幅が大きいため、実際の金額は査定で確認するのがおすすめです。

参考:ブランド別のネクタイの買取相場|ジュエルカフェ

どんなネクタイが高く評価されますか。

エルメスやルイ・ヴィトンのような需要のあるブランドで、シルクなど上質な素材のもの、目立つシミやほつれのない良好な状態のもの、箱やタグなどの付属品がそろったもの、未使用のものが、評価につながりやすい傾向があります。

ノーブランドや無地のネクタイでも売れますか。

ノーブランドの無地や量販品のネクタイは、中古市場での需要が限られるため、値がつきにくい傾向があります。ただし、素材やつくりのしっかりしたものは対象になることもあります。まとめて複数点を持ち込むと、あわせて見てもらえる場合があります。

買取に本人確認書類は必要ですか。

古物営業法第15条により、古物商は買い受ける際に相手方の住所・氏名・職業・年齢を確認する措置をとることが定められています。運転免許証やマイナンバーカードなどを用意しておくと、手続きがスムーズに進みます。

参考:古物営業法|e-Gov法令検索

出張買取で売ったあとに考え直すことはできますか。

自宅を訪問して買い取る取引は特定商取引法の訪問購入にあたり、法定書面を受け取った日から8日以内であればクーリング・オフができます。期間内であれば、申し込みの撤回や契約の解除が可能です。

参考:訪問購入|特定商取引法ガイド(消費者庁)

まとめ

ネクタイの買取相場に決まった定価はなく、ブランド・柄・状態・付属品によって変わります。買取業者の公開情報では、エルメスやルイ・ヴィトンで1万円を超える目安が示される一方、同じ柄でも下限は数百円から数千円と幅があります。売る前にホコリを払い、付属品と本人確認書類をそろえておくと手続きが滞りません。手元のブランドと状態を確認し、衣類の取り扱いに慣れた古物商へ相談してみてはいかがでしょうか。

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